Persona
色々と言いたい事があるんですが、なかなか話す機会に恵まれないので、突然ですがここで黛冬優子G.R.A.D.シナリオについての話をします。
基本的には終えた人の閲覧を推奨しますが、別にネタバレてもいいかというのであればどうぞ。
また、以前自分が参加させてもらった「第1回札幌アイマス学会」にてちらっと問題提起したことに関するアンサーが今回のシナリオで出ました。
もしそのオフ会を覚えている方がいれば、その辺りも思い出していただけると良いかと思います。
筋書としては。
G.R.A.D.に挑む黛冬優子さんに、それに伴って密着取材の仕事も来ました。
ある意味では少しも気が抜けなくなる環境になる中、無事冬優子さんはどちらの仕事もこなしきれるのでしょうか?
的な感じです。
結論から言いましょう。
作中Pと同様に、俺はこの女の力を甘く見積もっていたと言わざるを得ません。
というのも。
まずG.R.A.D.のシナリオ全体の傾向として、アイドルが何かしらの壁にぶつかることとなり、答えを探していくといった傾向が多い事があります。
なんだったら、その子にとっての厳しい現実を突きつけられるシナリオも少なくはありません。
そして、本シナリオのオープニング。
PもPで心配性ではあれど、それに対しあまりに「大丈夫だから。心配し過ぎだから。」とフラグを乱立するかのようにPに応対していく冬優子の姿。
俺はこの時は「まさか色々とバレる展開なのでは……」と非常に嫌な予感がしていたんですよ。
これは心配性なぼくたちに向かって自信満々な顔をする冬優子さん。
が、それは完全に杞憂だったわけです。
結論から言うと、この女、全て完璧にやってのけました。
さて、実は今回のシナリオで以前より俺がこの女に対して抱えていた懸念点が解決を見せました。
これはG.R.A.D.以前のカードや共通コミュのエピソードから見えることなんですが、
この女、ここまでは「理想そのもの」になろうとしていたんです。
「ふゆ」が真であって、Pやストレイライトのメンバーに見せている様子は、本来「本物」であってはならないくらいのスタンスでいました。
それがですね????
俺はガッツポーズをしました。
俺の勝ちです。
この女、遂に「素」の自分も含めて「本物」だと認めたんですよ。
さて、俺がこの点を何故懸念事項としていたのか。
確かにペルソナを被る事によって世の中っていうのは上手に渡っていけるんです。
ただし、あまり被り続けていると「自分の中の真実」が見えなくなって、自分で自分がわからなくなる。
俺は冬優子にはそうはなってほしくなかったんです。
ところがどうですか。
「理想」でありたいという希望こそあれ、どちらも「本物」であると認めたんです。
ただ、こういった発言もしているため、最適解を得るのは難しいのかなぁとは思わされます。
また、最近のいくつかの台詞ではプロデューサーに対して意図的に「ふゆ」と「冬優子」を使い分けて遊んでいるような様子も見受けられます。
別のネタバレになるのでここにスクショは張りませんが、信頼度レベル11のボイスなんかは特にそれが現れています。
どのペルソナも自分だと認めた上で、それを使い分け、からかいに使うレベルには余裕が持てると考えると、とても進歩したと言えるし、向かうとこ敵なしな感があります。
まぁ、俺は純粋に冬優子が楽しそうにしてるの好きなだけなんですけどね。
またG.R.A.Dのシナリオにて、遂に片鱗ですが、この女の過去の話が出ました。
(正直この描写が出た時に、俺はリアルに変な声を出しました。)
本当にほんの少しですが、何年もこういった表裏を使い分けて生活してきて、
割と女子コミュニティでも受け入れられていたという描写が出ていました。
この点については、まだ分析材料として足りていないので、今後のエピソードにて、より詳細に触れられる機会がくるのを待ちたいと思います。
今回の話でも「自分はずっと長い間「ふゆ」を続けてきた」ということを繰り返しています。
ただ、やはり冬優子はアイドルをはじめる以前は、現状に満足できていなかったのではないかと捉えられます。
(この辺はW.I.N.G.での挫折の描写や、「ザ・冬優子イズム」のTrueタイトルである「暗闇の中でも見つけてくれたから」という部分からも読み取れるのではないかと思います。)
今回のシナリオでも一定の答えが出て、更に突き進んでいこうという結論が出ていると思うのですが、冬優子を更に輝かせるためにはいずれ向き合うべき点なのではないかと思っています。
しかし、この記事書くにあたって改めてシナリオを見直してみたわけですが。
この女、このシナリオでマジで絶好調だなぁ……
次に、如月さんの個人的注目ポイントをいくつか紹介します。
この台詞なんですよ。
全アイマスタイトル含めて一番最初に担当を名乗ったのは神崎蘭子ですが、冬優子は当然蘭子とは違う方向性のアイドルです。
けど、こういう台詞回し見るとやはり自分がこの子を担当することになったのは必然なんじゃないかなぁと思わざるを得ないんですよね。
また、コミュタイトルにも注目したいですね。
特にエンディングのタイトル「詐欺師ですから」。
ええんか?そのタイトル??
※アイドルの発言です。
何度も言いますが、こういうアイドルがしちゃいけないタイプの発言もカメラが回って無いとこではするんですが、すごく楽しそうなんですよね。
それも、これは声優さんのお芝居の仕方にも関わるかもしれませんが、「嫌な女」という感じがする言い方ではないんです。
正直、なんだかんだ「ふゆ」として立ち回る時も、攻めの姿勢は崩さないんですよね。
さて、G.R.A.D.に関しては最後です。
こんなことを言われてしまいました。
もう、本当にそれは望むところだし、「世界を騙す」だなんて、なんて心躍る仕事なんだろいうという気持ちですらあります。
どうやら我々の道はまだまだ終わりそうにありません。
さて、最後に少しだけ別の話題を。
皆さんはGR@DATE WING06を既にお聴きになったでしょうか?
コロナの影響で発売順が変更され、イルミネが一番最後になってしまった代わりに、一番手になったのがストレイなのは、これまたなんという因果という気がしています。
収録されている新曲2曲も非常に攻めていて相変わらずかっこいいナンバーです。
歌詞の中にはユニット名である「迷光」に関連する表現も多々あり、ストレイライトの正統なNewシングルという印象です。
今回話題に出したいのは「Destined Rival」のことです。
なんと、この曲で100点のフレーズを出されてしまいました。
このフレーズです。
「絶対なんてこの世には無い
だから止められないわ Bet my life」
これは完全に自分の中の美学と一致している箇所なんです。
「絶対」なんて存在しない。だからこそ、我々は努力をするし、抗うし、頑張るし、戦うんだろうと思っています。
「自分の人生を賭ける」それくらいやって、ようやくなんですよね。
さて、他のユニットの曲も楽しみです。
特にアンティーカは4周目SSRの衣装をモチーフにした楽曲が来るとしたら、音楽的にドストライクが来得るので、自担ならずとも油断はできません。
シャニマスについては2.5周年も近づき、ようやく体制を取り戻してきた感があります。
俺も俺なりに、歩幅は気分で変わるかもしれないけど、歩みを止めずに頑張ってみたいと思います。